ネットワークビジネス業界全体の売上や、各会社のランキングは気になるところですよね?
すでに参加している会社が伸びているのか、衰退しているのか、または新規立ち上げの会社は今どの位置にいるのかなど。
そして、今年のネットワークビジネスランキングだけじゃなくて、過去から現在への推移も気になるところです。
また、海外でのランキングはどうなのか?日本と違うのか、日本は世界の中ではどのくらいの位置にいるのか、なども知りたいものです。
では、ネットワークビジネスランキング、行ってみましょうー!
ネットワークビジネス売上高ランキング2018
順位 | 企業名 | 売上高 |
1 | アムウェイ | 1,010億円 |
2 | 三基商事 | 550億円 |
3 | フォーデイズ | 424億円 |
4 | ニュースキン | 300億円 |
5 | ノエビア | 280億円 |
6 | アシュラン | 230億円 |
7 | フォーエバーリビングプロダクツ | 199億円 |
8 | ベルセレージュ | 190億円 |
9 | シャルレ | 175億円 |
10 | モデーア | 160億円 |
順位はほとんど2017年度度同じですが、10位だけが入れ替わりました。モリンダが順位を一つ落とし、モデーアが繰り上がってきました。
売り上げを伸ばしたのは、アムウェイとノエビアの2社のみで、他は微減です。
ネットワークビジネス業界トップ10の売上合計は前年度と比べて90億円の減少です。日本のネットワークビジネス業界は少々盛り上がりに欠けます。
これは仮想通貨やインターネットビジネスなどの副業や投資が盛んになり、ネットワークビジネスの注目度が落ちたことも原因です。
アムウェイは総合サプリメントのトリプルXをリニューアルしたことで勢いがついたようです。
ノエビアはプラセンタ配合の美容液の売り上げが好調のようです。
順位 | 企業名 | 売上高 |
11 | モリンダ | 150億円 |
12 | ナチュラリープラス | 125億円 |
13 | 日本シャクリー | 103億円 |
14 | 高陽社 | 95億円 |
15 | タッパーウェアブランズ | 80億円 |
16 | シャンデール | 80億円 |
17 | 赤塚 | 78億円 |
18 | セプテムプロダクツ | 75億円 |
19 | グラントイーワーンズ | 72億円 |
20 | イオン化粧品 | 70億円 |
21 | ドテラ | 70億円 |
22 | 日健総本社 | 64億円 |
23 | ロイヤル化粧品 | 63億円 |
24 | サンクスアイ | 56億円 |
25 | アイビー化粧品 | 56億円 |
26 | ニナファーム | 56億円 |
27 | アライヴン | 55億円 |
28 | ザ マイラ | 52億円 |
29 | サミットインターナショナル | 50億円 |
30 | YOSA | 48億円 |
31 | TIENS JAPAN | 48億円 |
32 | シナリー | 45億円 |
33 | ライフバンテージ | 43億円 |
34 | ピュアクリスタル | 40億円 |
35 | ハーバライフ | 40億円 |
36 | ペレグレイス | 36億円 |
37 | シナジーワールドワイド | 36億円 |
38 | KZ1 ジャパン | 34億円 |
39 | グリーンプラネット | 34億円 |
40 | スリーピース | 34億円 |
41 | マナビス化粧品 | 31億円 |
42 | 三和 | 25億円 |
43 | アミン | 24億円 |
44 | エックスワン | 23億円 |
45 | サンテクレアール | 23億円 |
46 | ジュネスグローバル | 22億円 |
47 | ケイエスビー | 22億円 |
48 | ベガ | 21億円 |
49 | イオスコーポレーション | 21億円 |
50 | ハッピーファミリー | 20億円 |
51 | マナテック | 20億円 |
52 | カイアニ | 20億円 |
53 | ユニシティ | 20億円 |
54 | オードビージャポン | 18億円 |
55 | シェラバートン | 18億円 |
56 | ローズライン | 18億円 |
57 | ネオライフ | 16億円 |
58 | アトコントロール | 15億円 |
59 | エコロ | 15億円 |
60 | スターライズ | 15億円 |
61 | シーエムシー | 14億円 |
62 | セルフ | 14億円 |
63 | M3 | 13億円 |
64 | 日本ベスト | 13億円 |
65 | エヌエーシー | 13億円 |
66 | IPSコスメティックス | 12億円 |
67 | エムブラン | 12億円 |
68 | アイスター商事 | 10億円 |
69 | 豊凛化粧品 | 10億円 |
70 | サンベール | 10億円 |
71 | ウィンライフ | 10億円 |
72 | クレス薬品 | 10億円 |
73 | マイフレンド | 10億円 |
74 | フォーライフリサーチ | 10億円 |
75 | ゼンノア | 10億円 |
76 | シーベヌ | 9億円 |
77 | 国際友好交易 | 9億円 |
78 | ウィルサーチ | 8億円 |
79 | レインボー | 8億円 |
80 | アフロゾーン | 8億円 |
ネットワークビジネス売上高ランキング2017
順位 | 企業名 | 売上高 |
1 | アムウェイ | 1,005億円 |
2 | 三基商事 | 600億円 |
3 | フォーデイズ | 430億円 |
4 | ニュースキン | 310億円 |
5 | ノエビア | 271億円 |
6 | アシュラン | 249億円 |
7 | フォーエバーリビングプロダクツ | 206億円 |
8 | ベルセレージュ | 190億円 |
9 | シャルレ | 181億円 |
10 | モリンダ | 170億円 |
1位は相変わらずアムウェイ。2位も同じくミキプルーンの三基商事。この三基商事はネットワークビジネスの会社なのでしょうか?ちょっと異色ですよね。
3位には、ただいま大躍進中、14期増収増益中の和田佳子社長率いるフォーデイズが入って来てます。
日本で後発組と言われるフォーデイズがなぜここまでも食い込んでくるのか、その秘密も知りたいですよね。
フォーデイズ増収増益大躍進の秘密を探る!なぜなのか?
では、3位以下のネットワークビジネスランキングの推移はどうなっているのでしょうか?気になりますよね。
ネットワークビジネス売上ランキングの推移
順位 | 2006年 | 2009年 | 2014年 | 2016年 | 2017年 |
1 | アムウェイ | アムウェイ | アムウェイ | アムウェイ | アムウェイ |
2 | 三基商事 | 三基商事 | 三基商事 | 三基商事 | 三基商事 |
3 | ニューウェイズ | ニューウェイズ | ニュースキン | フォーデイズ | フォーデイズ |
4 | ニュースキン | ニュースキン | フォーデイズ | ニュースキン | ニュースキン |
5 | ナチュラリー プラス | ノエビア | アシュラン | アシュラン | ノエビア |
6 | ノエビア | ナチュラリー プラス | ノエビア | ナチュラリー プラス | アシュラン |
7 | FLP | フォーデイズ | FLP | ノエビア | FLP |
8 | シャルレ | アシュラン | シャルレ | FLP | ベルセレージュ |
9 | 高陽社 | 高陽社 | ナチュラリー プラス | シャルレ | シャルレ |
10 | エキスパート アライアンス | FLP | ジャパンライフ | モリンダ | モリンダ |
こうやってみますと、歴史の流れ、MLM会社の盛衰がよくわかります。もっと長い年月で推移をみると面白いでしょうね。
1位のアムウェイ、2位の三基商事(ミキプルーン)は不動で、これは過去も将来も変わらないかもしれません。
しかし3位以下は盛衰が激しいですね。
負け組:ニューウェイズ・ナチュラリープラス
勝ち組:フォーデイズ・アシュラン
堅実派:ニュースキン・ノエビア・フォーエバーリビングプロダクツ・シャルレ
負け組の衰退の理由は明確で、一部のメンバーの過度な営業、不実の告知が原因による、行政処分です。
ニューウェイズは経営陣も入れ替わり、未公開株の件とか、税金の件などいろいろな事が起き、現在は名前を「モデーア」と変更しました。
ナチュラリープラスも何度か過度な営業によって行政処分を受け、そのあと失速して、復活の見込みがありません。先日も有名なリーダーが脱退したところです。
一方勝ち組のフォーデイズは、他のネットワークビジネスとは違った、異色の雰囲気を持ちながら、業界を席巻しています。
個人的にはとても関心が高く、注目しているのですが、遂にフォーデイズにも消費者庁から立ち入り検査が入ってしまいました。
アムウェイに追いつき、追い越せという気持ちが、少々行き過ぎて、オーバートークを呼んでしまったのかもしれません。初心に戻り、また頑張っていただきたいです。
こうやってみると、急激に伸びる会社は要注意です。一部のメンバーが不祥事を起こしやすいからです。
もし行政処分にでもなったら、大変な痛手です。致命傷になりかねませんので、メンバーの教育をじっくりと行いながら、確実に成長していくことが大事です。
ネットワークビジネス 伸び率・成長率ランキング
順位 | 会社名 | 成長率 | 売上高 |
1 | ビオータ | 191% | 1億7500万 |
2 | スリーピース | 127% | 27億3000万 |
3 | サンクスアイ | 80% | 50億 |
4 | エコロ・インターナショナル | 30% | 12億5000万 |
5 | アイビー化粧品 | 29% | 66億6000万 |
6 | OriVis | 21% | 6億9000万 |
7 | ネオライフインターナショナル | 20% | 15億 |
8 | ピュアスター | 14% | 5億2000万 |
9 | スターリジャパン | 13% | 4億2500万 |
10 | セルフ | 11% | 12億7000万 |
立ち上げたばかりの会社や、売上が少ない会社は、概して伸び率・成長率が高くなりがちですから、その点は差し引いて数字を見なければいけません。
伸び率の中で注目は「スリーピース」「サンクスアイ」「アイビー化粧品」の3社です。
スリーピースは、ホストあがりのようなルックスの糟谷社長が、仙台でがんばっています。しかもフコイダンのサプリメントたった1個です。設立して10年が経つので、一時的な勢いだけの会社ではないでしょう。
アットホームな会社経営で、無料の食事会を開いたり、リゾート施設やセミナー会場を無料でメンバーに貸し出しているのが功を奏したのか?
サンクスアイは食育をテーマに、オーガニックの観点から農業から変えていこうとする会社です。誠実な経営が功を奏したのでしょう。
ネットワークビジネス市場規模の推移
2017年の日本のネットワークビジネス業界の市場規模は8246億円でした。
今までの歴史を振り返ると、日本の市場規模は右肩上がりでしょうか?それとも右肩下がりなのでしょうか?
西暦 | 市場規模 |
2009年 | 8,482億円 |
2013年 | 7,128億円 |
2014年 | 7,026億円 |
2016年 | 8,168億円 |
2017年 | 8,246億円 |
こうみますと、2014年をボトムとして、ゆるやかなV字回復となっています。
安倍政権による経済政策の影響で、日本経済自体もよくなり、ネットワークビジネス業界も少しずつ明るい兆しが見えてきていると言えるでしょう。
日本のネットワークビジネス業界は今後もぐいぐい伸びるのか!?
と思ったら大間違い!
世界のネットワークビジネスの状況をすぐに確認してください!
日本のネットワークビジネス市場は、世界の中で落ちこぼれ!?
日本は世界で2位の経済大国だ、という昭和時代の幻想を今も抱いていませんか?
そんな甘い考えを持っていたら、この数字を見たら目玉が飛びぬけるでしょう。日本のネットワークビジネスの売り上げは、数年前まではアメリカに次いで2位でした。しかし2017年では・・・・
順位 | 国名 | 売上高 |
1 | アメリカ | 3兆8738億円 |
2 | 中国 | 3兆6937億円 |
3 | 韓国 | 1兆8379億円 |
4 | ドイツ | 1兆7307億円 |
5 | 日本 | 1兆6682億円 |
6 | ブラジル | 9471億円 |
7 | メキシコ | 6381億円 |
8 | フランス | 5252億円 |
9 | マレーシア | 4979億円 |
10 | イギリス | 4191億円 |
なんと!中国、韓国、ドイツに抜かれ、あっという間に5位に転落!
2位から5位です。
何をしているのか!?日本はぼんやり、経済大国の名のもとに、油断して、甘えていたのではないか?
危機的状況です。今のままのやり方、考え方では世界の後進国になってしまいます。
中国の勢いは半端ありません。実際に中国人はめちゃくちゃ野望をもって、上昇志向で、努力しています。
昔の中国人のイメージは捨ててください。
韓国は日本の人口の半分なのに、日本を抜いてしまいました。日本の二倍頑張っているということになります。
ドイツでは、ライフプラスが中心となってディストリビューターを増やしています。
ドイツは環境や医薬品について極めて厳しい国ですから、ライフプラスのような厳格な基準を設けているMLM会社じゃないと入り込めないでしょう。
そして注目はブラジルです。南アメリカで唯一ランクインです。ブラジルは今後注目の的です。目が離せません!
世界の売上高、メンバー数は右肩上がり!日本は横ばい
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
世界の売上 (億ドル) | 1,462 | 1,569 | 1,664 | 1,791 | 1,825 |
世界のメンバー数 (万人) | 9,133 | 9,700 | 9,878 | 10,410 | 10,733 |
世界のネットワークビジネス市場は拡大の一途。ディストリビューター数も増え続けています。
なのに、日本はV字回復とは言え、世界に比べると横ばい状態のままです。このままでいいのか?もっと世界を知るべきだと思います。
ネットワークビジネス会社世界ランキング
ネットワークビジネス会社の、日本市場でのランキングを見てきましたが、世界でのランキングはどうなっているのでしょうか?気になりますよね。
日本に上陸している外資系の会社に限りますが、売上高ランキングは以下のようになっています。
順位 | 会社名 | 売上高 (百万円) |
1 | アムウェイ | 959,200 |
2 | エイボン | 621,300 |
3 | ハーバライフ | 490,500 |
4 | フォアベルク | 457,800 |
5 | メアリーケイ | 381,500 |
6 | タッパーウェア | 240,890 |
7 | ニュースキン | 240,672 |
8 | ジュネスグローバル | 153,690 |
9 | アンビット・エナジー | 130,800 |
10 | ユサナ | 110,090 |
11 | ヤング・リヴィング | 109,000 |
12 | ACN | 81,750 |
13 | TIENS | 75,755 |
14 | PM-International | 50,140 |
15 | ネイチャーズサンシャイン | 37,169 |
16 | フォーライフリサーチ | 35,752 |
17 | NHTグローバル | 31,392 |
18 | ライフバンテージ | 22,563 |
19 | マナテック | 19,620 |
20 | ヤンジェビティ | 17,767 |
21 | シークレット | 17,549 |
22 | アリックス | 16,459 |
アムウェイは世界でもナンバーワン!
2位は、ネットワークとしては日本から撤退したエイボンプロダクツ。世界ではなんと2位なんです。ネットワークビジネスとしては撤退しましたが、小売販売事業として、エイボンレディーも活躍しています。
3位はハーバライフ。日本では凋落の一途をたどっているイメージがありますが、世界では伸び続けて現在は3位なんです。
ハーバライフの世界の売上高は4,900億円。日本での売上高は40億円。100倍以上の差があります。
ですから、日本にいてはわからないものです。世界のネットワークビジネス業界は日本とは違うのです。
成長率著しいのは、8位のジュネスグローバルと9位のアンビット・エナジーです。
ジュネスグローバルは2009年の創業から増収を続けています。
アメリカで電力とガスの小売りを展開するアンビット・エナジーは、2006年創業。創業からわずか6年で売上高10億ドルを達成。
韓国ネットワークビジネスランキング2016 成長がストップか?
順位 | 会社名 | 売上高 |
1 | アムウェイ | 1,237億円 |
2 | アトミ | 778億円 |
3 | ニュースキン | 531億円 |
4 | ユニシティ | 316億円 |
5 | ハーバライフ | 257億円 |
6 | ボムコリア | 130億円 |
7 | シークレットダイレクト | 116億円 |
8 | ACN | 100億円 |
9 | エイフル | 78億円 |
10 | アプロゾーン | 77億円 |
韓国のネットワーク市場規模が2008年以来2桁の成長を続けてきましたが、遂に9年ぶりにその成長がストップし、0.4%のマイナス成長になりました。
これは、大統領の逮捕や北朝鮮のミサイル発射、核開発などの混乱も影響しているのでしょうか。
ランキングとしては韓国でもアムウェイがナンバーワンです。次に日本でも活躍しているアトミ。アトミは前年比11%増で順調です。
ハーバライフも日本以上に頑張っていますが、2015年と比べるとなんと31%のマイナスになっています。これはいったい何が起きたのでしょうか?
その他、日本では聞いた事がない会社名も連なっています。
日本ネットワークビジネス業界の成長は、日本人の意識変革が必要
日本のネットワークビジネスランキングと、世界のネットワークビジネスランキングを見てきて感じたのは、日本人は、経済大国の椅子に甘えてしまって、いつの間にかアジアから、世界から置いてけぼりを食らてしまった。
ネットワークビジネス業界が横ばいなのではない。日本が廃れているだけなのだ。
これはネットワークビジネス業界だけの問題ではなく、日本人として、もっと世界に、アジアに目を向け、意識を変化し、成長し続ける強い意志を持たないといけない。
そして、昔からの古いやり方に改善を加え、新しい製品、新しいリクルート手法、新しい組織づくりをしていかないといけない。
しかし悪い事ばかりではない。
アムウェイやフォーデイズをはじめ、現在の大手ネットワークビジネス企業は、コンプライアンスを重視し、居心地の良い場所を提供する会社になってきている。
単にお金を稼ぐためだけのビジネスから、自己成長や仲間づくり、居場所の提供などが出来るビジネス会社が成長のカギとなるだろう。